デング熱病棟から始まったワクチン事業部リーダーの歩み | 武田薬品

デング熱病棟

デング熱病棟から始まったワクチン事業部リーダーの歩み

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2024年12月4日

「タケダの意思決定フレームワークは、私の理想と実によく一致します」

このフレームワークこそが、タケダのグローバルワクチンビジネスユニット(VBU)プレジデントであるデレック・ウォレスを導き、デング熱ワクチンプログラムを推進しています。デレックは2013年に、グローバルデング熱プログラムのメディカルディレクターとしてタケダに入社しました。それから10年以上、このプログラムを率いています。

デレックがタイ北部にあるデング熱集中治療病棟を訪れたとき、デング熱の患者さんを助けることが、自分のすべきことと感じました。当時この国では、デング熱が大流行していました。

デレック・ウォレス

タケダ ワクチンビジネスユニット プレジデントのデレック・ウォレス

「私は医師なので、病院や病気の子どもたちには慣れていました。しかし、タイで私が経験したのは、これまでとはまったく異なるものでした。私がこれまで経験したことのない雰囲気が、病棟全体を包み込んでいました。そこから複数の医師と話したことで、状況の理解は少し深まりました。この経験が、その後15年以上にわたり私がデング熱に情熱をささげるきっかけになりました」

200年以上にわたり患者さんのためにイノベーションを追求してきた歴史に裏打ちされた、ワクチン開発におけるタケダのビジョンとアプローチも、彼の心に火を点けました。

「タケダには、物事の全体像を把握し、常に最終的なゴールを見据えるという文化があります」と、デレックは言います。「さらに、患者さんに寄り添い(Patient)、人々と信頼関係を築き(Trust)、社会的評価を向上させ(Reputation)、事業を発展させる(Business)―という、体系化された行動指針もあります。私がタケダで楽しく仕事ができている理由の一つは、これが私自身の価値観ととても似ているという点にあります」

今の仕事はあらゆる面で、自分に誇りを与えてくれているとデレックは言います。

「私は、タケダで働くことに誇りを持っています。私の家族も、ともに働く仲間も、同じように誇りに感じているでしょう」