ラン・タケダ・ラン | 武田薬品
ラン・タケダ・ラン
「マラソンと医薬品製造には多くの共通点があります」
タケダ光工場陸上部の橋本雅史選手はこう語ります。「マラソンでは、時に逆風が吹きすさむことや、きつい坂道を登らなければならないことがあります。患者さんに薬を届けるという長い道のりを走りぬくのと同様に、不屈の精神が求められるのです」
駅伝を走りぬいた橋本選手
光工場陸上部の松藤仁監督は、「駅伝と日々の業務には、色々な共通点があります。多くの仲間の手を経て医薬品を製造すること、タケダの240年以上の歴史を受け継ぎ未来へタスキを渡すことなど、数え上がればきりがありません。これからも、医薬品製造を通じた患者さんへの貢献と、陸上競技を継続していきたいと思います」と話します。
努力をすれば結果はついてくる
タケダには世界各地で、仕事とランニングの両方に情熱を注いでいる仲間がいます。そしてそれは、タケダが重視するコラボレーションの文化を強化したり、成長への意欲を高めたりすることにもつながっています。彼らは走りを通じて体を鍛え、ウェルビーイングを改善し、仕事上の関係性をより良いものにし、社内ネットワークを広げているのです。
5 kmのチャリティ・ランに参加したポーランドのチーム
ポーランドのウッチでは、新しい社内ネットーキングの方法を模索していたクシシュトフ・ヴォジニャコフスキが2021年に、会社が支援するランニングチームを立ち上げました。すると、一緒にトレーニングしたい人や大会参加に興味を持っている仲間がすぐに集まりました。
コーチ指導の下で練習に励み、毎月地元の大会にも出場しています。走行距離はたいてい5~10 kmで、30~40名のチームメンバーがおそろいのタケダTシャツを着て走っています。最近ではキッズ大会にも参加するようになり、チームメンバーの子どもたちも一緒に走るようになりました。
タケダでカスタマーファイナンスソリューションを担当しているクシシュトフは、チーム結成によりチームメンバーのウェルビーイングが改善されただけでなく、採用活動にも貢献していると話します。
「私たちはタケダのロゴを身につけ、地元の大会に笑顔で出場しています。その光景を見て、タケダに興味を持ってくれる人もいました」と、クシシュトフは話します。
このようにクシシュトフは、当初思い描いていた交流の場を見事に実現しました。そして、クシシュトフは今、このチームが200年以上前からタケダに息づく価値観そのものを体現しているとも感じています。
「不屈の精神と、逆境に負けないしなやかな強さを、ランニングを通して学びました」と、クシシュトフは語ります。「目標を実現するためには、ひたすら一生懸命に、そして賢く努力しなくてはなりません。努力が形になり、成果が出るまでには時間がかかるものです」
「仕事以外でも同僚とコミュニケーションを取るようになりました。他部署の仲間が何をしているのかを知るようになり、部門を超えて仲間とつながりやすくなったのです。チームで走ることは私にとって、タケダで働き続けたいと思える大きな要素です」
ジェン・イー 臨床データ管理アソシエートディレクター
「タケダで働き続けたいと思う大きな要素」
ジェン・イーも、仲間と交流の機会を探していたときに、社内のランニンググループの存在を知りました。2018年に米国マサチューセッツ州ケンブリッジの拠点の一員になってすぐのことでした。
このグループの中心メンバーは5人で、季節を問わず週に1回、終業後に走っています。暖かい夏には参加者も増え、他の拠点から参加者がやってくることもあります。
毎週水曜日に練習を行うケンブリッジのチーム
エクスターナル・イノベーション・アライアンス・オペレーションセンターのアソシエートディレクターであるニック・ヒースは、2018年にこのグループを立ち上げました。ニックはこのグループを通じて、世界各地のタケダ従業員に向けてランニングへの参加を呼びかけていますが、招待を逆に受けることもあると話します。
「世界各地からやってきた仲間が私たちと一緒に走り、『東京やチューリッヒに来るときは知らせてね。ぜひ一緒に走ろう』と誘ってくれるのです」
このグループは会社からの支援は受けていないものの、チームメンバーは地元の大会に一緒に出場しています。特に人気がある大会は、5 kmを走る「ケンブリッジ・クラシック」です。2022年には約30人が「ホリデー」をテーマにした衣装を着て一緒に走りました。
臨床データ管理のアソシエートディレクターであるジェンは現在、完全リモートで働いていますが、週に1度はオフィスに出社し、他のランナーと交流しています。
「仕事以外でも同僚とコミュニケーションを取るようになりました。他部署の仲間が何をしているのかを知るようになり、部門を超えて仲間とつながりやすくなったのです。チームで走ることは私にとって、タケダで働き続けたいと思える大きな要素です」とジェンは述べています。