パンデミックに負けず、子どもたちが本気で楽しめる活動を支援 | 武田薬品
パンデミックに負けず、子どもたちが本気で楽しめる活動を支援
タケダのグローバルCSR(企業の社会的責任)プログラムの一環として、SeriousFun Children's Network(SeriousFun)と連携し、重い病気と闘う子どもたちに忘れられないキャンプ体験を提供しました。このキャンプが子どもたちの人生に与えた影響について、参加者のご家族が共有してくれました。
そんな状況の中で、私たちのパートナーシップにより、SeriousFunチームは、パンデミックによる制約がある中でも、キャンプ参加者とつながり、家庭内での楽しい体験を提供するために安全で独創的な方法を開発しました。いくつか、体験ストーリーをご紹介します。
クリスチャンの楽しい夏と友情
クリスチャンが白血病と診断されたのは、わずか4歳半のときでした。3年間、化学療法を受け、何度も入院を余儀なくされました。
クリスチャンは治療を終えると、家族とともに、初めてアメリカ・コネチカット州のThe Hole in the Wall Gang Campのさまざまなプログラムに参加しました。2020年の夏、対面式のプログラムが一時中断された際、クリスチャンと弟のアレックス、そして500人以上のキャンプ参加者は、オンラインでの特別な代替プログラムを通じて、キャンプの楽しさを体験し、友情を育みました。また彼らはそれぞれ、スナックやクラフト、ゲームなどのグッズを詰めた「キャンプの箱詰め」を受け取ったのです。このうちの一つ、漫画クラブにログインすると、カウンセラーが自分の好きな作家であることがわかり、アレックスは大喜びでした。制限が緩和されると、クリスチャンと彼の家族はHole in the Wall Gang Campを訪れ、家族でキャンプ活動に安全に参加することができました。
子どもたちにとって、キャンプは小児がんのトラウマを癒すための一部となっています。自分たちが大切な存在であること、自分たちと同じような子どもたちがいることを知ることで、子どもたちは変わりました。
クリスチャンのお母さん
Flying Horse Farmsの魔法使い
多くの人と同じように、ルーカス一家も新型コロナウィルスの影響を受け、家族5人で、渡航制限のため家族に会いに行くことができませんでした。最悪の状況かと思われた時、米国オハイオ州にあるSeriousFunのキャンプ、Flying Horse Farmsから、「キャンプの箱詰め」という形で救いの手が差し伸べられたのです。手品、借り物競争、パズル、アートなど、家族みんなが楽しめる気晴らしを提供してくれたのです。オンライン上で一緒に時間を過ごすバーチャルキャビンチャットは、数カ月間の隔離と空っぽのスケジュールの後、他の人たちとつながるための素晴らしい機会となったのです。
Flying Horse Farmは、一回限りの体験ではなく、継続的に私たちが参加し、関わり続けるよう、思いやりのある創造的な機会を与えてくれました。こうした誘いを受けることで、私たちは孤独感や迷い、忘れ去られた感覚から解放されたのです。
ルーカス一家
アレッサンドロのダイナモキャンプでの週末
アレッサンドロは、イタリアにあるSeriousFunのキャンプ、ダイナモキャンプに到着すると、不安の表情を見せ始め、他の人と一緒にいるのを嫌がり、昼食を拒否し、家に帰りたがりました。そこでサポートチームは、アレッサンドロと一緒に充実した時間を過ごすことによって、彼を落ち着かせることができました。徐々にアクティビティに参加できるようになったアレッサンドロは、やがて他の子どもたちと一緒に楽しめるまでになりました。SeriousFunのチームは、どのような状況にあっても、子どもたちがつながり、リラックスし、思い出を作ることができる術を知っているのです。
ダイナモキャンプでの体験は素晴らしいものになると聞いていましたが、こんなに素晴らしいものになるとは思ってもいませんでした。この週末、私たちは恐れや疲れ、不安や悲しみを忘れて、楽しみました。笑ってリラックスして、まるで夢のようでした。
アレッサンドロのお母さん