Healthcare Caféで患者さんと対話を深める | 武田薬品

あるイベントのパネルディスカッションに車椅子の人が参加している。

Healthcare Caféで患者さんと対話を深める

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2024年4月18日

「私の現在の状況、しゃべりにくいとか、動きにくいとか、こういった状況を見ていただいて、今までわかっていなかったところを見ることで(病気を)理解していただけるという期待もあります」

全国脊髄小脳変性症・多系統萎縮症友の会 会長 中村元子さんが紡いだこれらの言葉は、「Healthcare Café」の必要性をよく表しています。

タケダは、患者さんとともに創薬活動に取り組むという想いを同じくする製薬企業と一緒に、Healthcare Caféを開催しています。病気や障がいを持つ患者さん、医療関係者、製薬企業の研究開発に関わる従業員などが対話・交流するイベントで、患者さんの視点を医薬品の研究や開発に生かそうとする試みです。

Healthcare Caféの立ち上げメンバーであるタケダのリサーチストラテジー&オペレーションの福田広美は「もっと患者さんと信頼関係を築いて、対話して、患者さんに価値のある医薬品研究を進めていきたい」と話します。「タケダは常に患者さんのこと考え、誠実に事業に取り組むことを創業当時から重視しています。創業240年を超えた現在でもその価値観は変わっていません」

タケダは患者さんを中心とする創薬活動に取り組んでおり、このHealthcare Caféもそうしたタケダのアプローチの一例です。

患者さんを重視する私たちの姿勢は、創薬研究段階から実際に医薬品を患者さんに届けるまで、すべての段階に存在していると、Patient insights and engagementのグローバルヘッドを務めるラモナ・バーレスは指摘します。

「患者さんがより健やかな日々を過ごすには、どのような要素が必要かを理解し、健康の公平性を促進するのがタケダのエンゲージメント戦略です」とラモナはコメントします。「患者さんは、充実した人生を生きようしています。私たちはそのことを胸に、患者さんのニーズ、信念、期待を理解しようと努めています。このように理解を深めることで、私たちの日々の業務に生かせる具体的なヒントを得ることができます。また、私たちが起こそうとするイノベーションが、患者さんにとって本当に意味のあるものにするための指針となります。常に患者さんを中心に考えるという揺るぎない姿勢は、2世紀以上にわたるタケダの根幹であり、今後も未来への道しるべとして私たちを導いてくれるでしょう。」