健康格差是正の取り組み:民間セクターとしてのアプローチ | 武田薬品
健康格差是正の取り組み:民間セクターとしてのアプローチ
緊急手術のために欠勤し、それを理由に職を失う患者さんのことを想像してみてください。もしくは、金銭的な余裕がないために、次の家賃か子どもの薬かどちらか一方の支払いを選択しなければならない親の気持ちになってみてください。これらの例は、氷山の一角にすぎません。健康格差を引き起こす事由は無数にあり、厳しい状況に置かれた人たちの健康状態の悪化につながっています。
タケダのようなヘルスケア関連企業を含む民間セクターは、医療制度全体に広がる格差を是正する上で不可欠な役割を担っています。企業レベルで変化を起こすことが可能であり、私たちは、次世代に対してかつてないほど大きな責任を担っています。すべての患者さんが公平に医療を受けられる世界を実現するために最も重要なのは、現状を新たな視点で見つめ直すことです。
タケダは、世界のあらゆる患者さんやコミュニティが公平に医療を受けられる世界を目指しています。健康格差を是正するために、さまざまな取り組みを継続しています。以下にその例をご紹介します。
「タケダ・ヘルス エクイティ&ペイシェント・アフェアーズ(HEPA)部門」は、持続可能な物理的・知的インフラの構築を支援するサービスやプログラム、枠組みを提供することで、健康格差是正に取り組んでいます。
Seeding Labsとパートナーシップを提携するなど、同じ志を持つ組織と協力関係を築くことにより、世界中の医師や研究者がそれぞれの地域の医療体制を強化できるよう支援しています。
臨床試験のデザインや実施に際しては、患者さんや地域社会の意見を反映することが重要と考えています。患者さんの多様なニーズを理解し、製品、治療法や医薬品を最終的に利用する人々の意見を臨床試験に反映できるよう尽力しています。
「世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献する」という、240年以上にわたる私たちの存在意義を果たすため、タケダは今後も健康格差を是正するための取り組みを推進していきます。
取り組みの詳細については、Charlotte Owens(MD、HEPA部門のVice President兼Head)とWolfram Nothaft(MD、Executive Vice President兼チーフ メディカル オフィサー)が執筆した以下の記事(英語)をご覧ください。 https://www.scientificamerican.com/custom-media/it-is-time-to-rethink-how-we-advance-health-equity/
健康の公平性に関するタケダの見解については、こちらのポジションペーパーをお読みください。