デング熱にかかった息子の父親の体験談 | 武田薬品

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デング熱にかかった息子の父親の体験談

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2023年6月15日

本記事では、デング熱について、実際の患者さんの体験談を紹介しています。特定の患者さんの体験を紹介したものであり、典型的な患者さんの体験を紹介するものではありません。気になる症状や医学的な懸念がある場合、また、適切な診断と治療を受けるためには適切な医療機関を受診ください。


タケダの品質保証マネジャー Amol Jadhav は、デング熱の症状を間近で体験しました。

Amol Jadhav は、家族とともにインドのナビムンバイに住んでいます。19歳の息子のAtharva は、学生として勉学に励みつつ、音楽活動も楽しんでいました。2022 年 8 月、Atharva はひどい寒気に襲われながら祖父母の家から帰ってきました。それから数日後、Atharva の熱は 41 ℃に達し、これまでに見たことのないような数字でした。Atharva はとても衰弱し、嘔吐もしていました。

かかりつけの医者に相談し、さまざまな検査を受けた結果、Atharva がデング熱にかかっていることが判明しました。血小板数が 32,000 mcLと危険な数値¹であり、予期せぬ内出血の可能性があったため、Atharva は病院の集中治療室に入院することになりました。

「私も妻もそして両親もショックを受けました。息子の体調と血小板数が良くなることを祈るしかありませんでした。とても長い夜でした」と、Jadhav は振り返ります。

ディワリを楽しんでいるJadhav家

ディワリを楽しんでいるJadhav家

幸いなことに、Atharva はその夜を無事に乗り越え、血小板数も徐々に増えてきたため、1 週間後には退院しました。その後 Atharva は、情報技術の学位を取得し、再びギターを弾き始めるようになったそうです。

それでも、デング熱が流行している国に住んでいる Jadhav は常に感染のリスクと隣り合わせです。「デング熱の話を聞くたびに不安になります」と語ります。

デング熱は、自然に治る場合も多いです。しかし、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。2早期に発見して適切な医療を受けることができれば、重症化を避けられ、死亡率も 1% 未満と低くなります。3

グローバル化、旅行での移動、気候変動などの要因により、デング熱の発生率は上昇傾向にあり、2019年に世界保健機関は、公衆衛生への10の脅威の1つとしてデング熱を挙げています。4これは、脆弱な保健システム、ワクチン接種の躊躇、HIVおよび糖尿病、がん、心臓病などの非感染性疾患とともに脅威として挙げられています。

私の家族を含めて人々が直面し続けるかもしれないデング熱の現実に対処しようと努力している会社で働けることを誇りに思います」とJadhavは述べています。