R&D Dayにて複数の疾患領域で革新的な医薬品となる可能性を持つ後期開発パイプラインに焦点を当てて紹介 | 武田薬品

R&D Dayにて複数の疾患領域で革新的な医薬品となる可能性を持つ後期開発パイプラインに焦点を当てて紹介


Calendar
2024年12月13日
  • 合計でピーク時売上高ポテンシャル100億ドルから200億ドル1の6つの後期開発プログラムによる持続的な成長を期待
  • 2025年にOveporexton(TAK-861)、Zasocitinib(TAK-279)、およびRusfertide(TAK-121)の臨床第3相試験データの読み出しを予定
  • Oveporexton(ナルコレプシータイプ1)、Zasocitinib(乾癬)、およびRusfertide(真性多血症)の規制当局への承認申請は、予定通り2025年度から2026年度に向けて進行中
  • 2027年度から2029年度にかけて、Mezagitamab(TAK-079)、Fazirsiran(TAK-999)、およびElritercept(TAK-226)の最初の適応症に関する承認申請を含め、さらに5つの規制当局への承認申請を予定

当社は本日、日本時間午前8時30分より、東京会場にて、投資家向けR&D Dayを開催します。本イベントでは、当社の後期開発パイプラインの進捗状況、患者さんに提供できる価値、およびそれらがもたらす市場機会に焦点を当てて紹介します。

当社代表取締役社長CEOのクリストフ・ウェバーは、「私たちは、成長製品・新製品の強力な勢いを基盤に、2030年以降の持続的な収益成長を実現するために、革新的なパイプラインを推進し、後期開発プログラムを加速させることに注力します。最初の3つの臨床第3相試験プログラムは2025年に読み出しを開始し、その後数年間にわたり複数の適応症における承認申請を予定しています」と述べています。

2025年度 –2029年度に8件の申請

後期開発パイプラインには、Oveporexton(TAK-861)、Zasocitinib(TAK-279)、Rusfertide(TAK-121)、Mezagitamab(TAK-079)、Fazirsiran(TAK-999)、およびElritercept(TAK-226)が含まれます。これらを合計したピーク時売上高ポテンシャルの範囲は100億ドルから200億ドルです。2025年には、3つの臨床第3相試験プログラムがデータ読み出しとなる予定です。

  • Oveporextonは、潜在的なベスト・イン・クラスおよびファースト・イン・クラスの経口オレキシン2受容体作動薬であり、ナルコレプシータイプ1における臨床第3相試験の結果が報告される予定です。
  • Zasocitinibは、高い選択性を備えた次世代経口アロステリックチロシンキナーゼ2(TYK2)阻害剤であり、乾癬を対象とした臨床第3相試験の結果が得られる予定です。
  • Rusfertideは、Protagonist Therapeutics社と共同開発中の注射用ヘプシジンミメティクスペプチドであり、真性多血症を対象とした臨床第3相試験の結果が得られる予定です。

これら3つの適応症の承認申請は2025年度および2026年度に予定されています。さらに5つの後期開発プログラムの承認申請が、2027年度から2029年度に予定されています。

  • 乾癬性関節炎におけるZasocitinibの承認申請を予定しています。
  • Mezagitamabは、疾患を引き起こす免疫細胞を迅速、安全、選択的かつ持続的に減少させる抗CD38抗体であり、免疫性血小板減少症(特発性血小板減少性紫斑病:ITP)およびIgA腎症(IgAN)における新たな標準治療となる可能性があります。
  • Fazirsiranは、折りたたまれない異常を有する変異蛋白(Z-AAT)の産生を抑制し、α1アンチトリプシン欠乏症肝疾患(AATD-LD)の病理に直接作用するRNA干渉(RNAi)治療候補薬です。
  • Elriterceptは、骨髄異形成症候群(MDS)を含む一部の血液がんに関連する貧血を治療するために設計されたアクチビン阻害剤です。当社は、Keros Therapeutics社と独占的なグローバルライセンス契約を締結し、中国本土、香港、マカオを除く全世界でのElriterceptの開発、製造および販売を行います。この契約の実行は、各国の独占禁止法に基づく審査の完了を含む慣例的なクロージング条件を満たすことが条件となります。

当社リサーチ&デベロップメント プレジデントのアンドリュー・プランプは、「当社と世界中の患者さんに大きな価値をもたらすことのできる、革新的な治療薬となりうる後期開発パイプラインを確立しました。後期開発パイプラインを提供するために、私たちは能力を高め、研究開発に最大限の投資をし続ける一方で、疾患領域全体における創造力に富んだ事業開発に注力し、タケダの将来と重要なアンメットニーズを満たすことに専念していきます」と述べています。

2024 R&D Dayのアジェンダ

本イベントでは、以下のプレゼンテーションとスピーカーを予定しています。

イノベーション主導のグローバルなバイオ医薬品企業

クリストフ・ウェバー、代表取締役社長CEO

研究開発戦略およびパイプラインハイライト

アンドリュー・プランプ、リサーチ&デベロップメント プレジデント

ニューロサイエンス(神経精神疾患):オレキシンフランチャイズに関する詳細

サラ・シェイク、ニューロサイエンス疾患領域ユニット ヘッド・グローバル開発ヘッド

ラモナ・セケイラ、グローバル ポートフォリオ ディビジョン プレジデント

消化器系・炎症性疾患(GI&I):Zasocitinib、Rusfertide、Mezagitamab、Fazirsiran、に関する詳細

チンウェ・ウコマドゥ、消化器系・炎症性疾患領域ユニット ヘッド

ラモナ・セケイラ、グローバル ポートフォリオ ディビジョン プレジデント

オンコロジー:Elriterceptに関する詳細-新たに公表した事業提携

テレサ・ビテッティ、グローバル オンコロジー ビジネス ユニット プレジデント

P.K.・モロー、オンコロジー疾患領域ユニット ヘッド

ウェブキャストの詳細

会議のライブウェブキャストは、12月13日午前8時30分(日本時間)/12月12日午後6時30分(米国東部標準時間)に開始します。プレゼンテーションは当社ウェブサイトの投資家向けページよりご覧いただけます。録画の配信も予定しています。

武田薬品について

武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。 詳細については、https://www.takeda.com/jp/ をご覧ください。

重要な注意事項

本注意事項において、「ニュースリリース」とは、本ニュースリリースに関して武田薬品工業株式会社(以下、「武田薬品」)によって説明又は配布された本書類並びに一切の口頭のプレゼンテーション、質疑応答及び書面又は口頭の資料を意味します。本ニュースリリース(それに関する口頭の説明及び質疑応答を含みます)は、いかなる法域においても、いかなる有価証券の購入、取得、申込み、交換、売却その他の処分の提案、案内若しくは勧誘又はいかなる投票若しくは承認の勧誘のいずれの一部を構成、表明又は形成するものではなく、またこれを行うことを意図しておりません。本ニュースリリースにより株式又は有価証券の募集を公に行うものではありません。米国 1933 年証券法の登録又は登録免除の要件に基づいて行うものを除き、米国において有価証券の募集は行われません。本ニュースリリースは、(投資、取得、処分その他の取引の検討のためではなく)情報提供のみを目的として受領者により使用されるという条件の下で(受領者に対して提供される追加情報と共に)提供されております。当該制限を遵守しなかった場合には、適用のある証券法違反となる可能性があります。

武田薬品が直接的に、又は間接的に投資している会社は別々の会社になります。本ニュースリリースにおいて、「武田薬品」という用語は、武田薬品及びその子会社全般を参照するものとして便宜上使われていることがあり得ます。同様に、「当社(we、us及びour)」という用語は、子会社全般又はそこで勤務する者を参照していることもあり得ます。これらの用語は、特定の会社を明らかにすることが有益な目的を与えない場合に用いられることもあり得ます。

将来に関する見通し情報

本ニュースリリース及び本ニュースリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び計画を含む武田薬品の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する(intends)」、「確実にする(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」、「かもしれない(could)」、「予想される(anticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語若しくは同様の表現又はそれらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではありません。これら将来見通し情報は、多くの重要な要因に関する前提に基づいており、実際の結果は、将来見通し情報において明示又は暗示された将来の結果とは大きく異なる可能性があります。その重要な要因には、日本及び米国の一般的な経済条件を含む武田薬品のグローバルな事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、世界的な医療制度改革を含む関連法規の変更、臨床的成功及び規制当局による判断とその時期の不確実性を含む新製品開発に内在する困難、新製品及び既存製品の商業的成功の不確実性、製造における困難又は遅延、金利及び為替の変動、市場で販売された製品又は候補製品の安全性又は有効性に関するクレーム又は懸念、新規コロナウイルス・パンデミックのような健康危機が、武田薬品が事業を行う国の政府を含む武田薬品とその顧客及び供給業者又は武田薬品の事業の他の側面に及ぼす影響、買収対象企業とのPMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事業にとっての非中核資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミング、当社による省エネルギーへの取り組み及び将来の再生可能エネルギー又は低炭素エネルギー技術の発展による当社の温室効果ガス排出量の削減の程度、武田薬品のウェブサイト(https://www.takeda.com/jp/investors/sec-filings/)又はwww.sec.govGo to https://www.sec.gov/ において閲覧可能な米国証券取引委員会に提出したForm 20-Fによる最新の年次報告書並びに武田薬品の他の報告書において特定されたその他の要因が含まれます。武田薬品は、法律や証券取引所の規則により要請される場合を除き、本ニュースリリースに含まれる、又は武田薬品が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本ニュースリリースにおける武田薬品の経営結果及び情報は武田薬品の将来の経営結果を示すものではなく、また、その予測、予想、保証又は見積もりではありません。

ピーク時売上高ポテンシャル及びPTRS予測(Probability of Technical and Regulatory Success、技術的及び規制上の成功確率)

本ニュースリリースで言及されるピーク時売上高の範囲は、技術的及び規制上の成功確率を考慮して調整されていない推定値であり、予想または目標とみなされるべきではありません。これらのピーク時売上高の範囲は、将来起こりうるとは限らないさまざまな商業的シナリオについての武田薬品の評価に基づきます。

本プレスリリースで言及されるPTRSは、特定の適応症における特定の製品の規制当局による承認取得の可能性に関する武田薬品の社内推定値です。これらの推定は、武田薬品の担当責任者の主観的判断を反映したものであり、社内計画に使用するため、武田薬品のポートフォリオ・レビュー・コミッティーの承認を得ています。

医療情報

本ニュースリリースには、製品に関する情報が含まれておりますが、それらの製品は、すべての国で発売されているものではなく、また国によって異なる商標、効能、用量等で販売されている場合もあります。ここに記載されている情報は、開発品を含むいかなる医療用医薬品を勧誘、宣伝又は広告するものではありません。

Elriterceptに関するライセンス契約

Elriterceptは参考情報としてのみ掲載。武田薬品は、Keros Therapeutics社とElriterceptに関する全世界(中国本土、香港、マカオを除く)を対象とした独占的ライセンス契約を締結しました。本契約は規制上の承認を満たすことを条件に、2025年1月~3月のクロージングを見込んでいます。現時点で武田薬品はElriterceptに関する権利を保有していません。

1本ニュースリリースで言及されるピーク時売上高の範囲は、技術的及び規制上の成功確率を考慮して調整されていない推定値であり、予想または目標とみなされるべきではありません。これらのピーク時売上高の範囲は、将来起こりうるとは限らないさまざまな商業的シナリオについての武田薬品の評価に基づきます。
以上