2021年3月期通期連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ
2021年3月期通期連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ
当社は、2021年2月4日に公表しました2021年3月期の通期連結業績予想と本日公表の実績値との差異につきまして、下記のとおりお知らせいたします。本件は、税引前当期利益と親会社の所有者に帰属する当期利益の実績値が直近の予想値から30%以上乖離したため、上場規程に基づき、適時開示するものであります。
税引前当期利益は、条件付対価契約に関連する資産の公正価値の再評価を行い、追加の損失を計上したことにより一部相殺されたものの、主に武田コンシューマーヘルスケア株式会社の売却に伴う譲渡益を計上したことにより、前回公表予想から+42.0%上回りました。親会社の所有者に帰属する当期利益は、税引前当期利益が増加したことと実効税率が低下したことにより、前回公表予想から+108.3%上回りました。詳細は下記をご参照ください。
記
1.2021年3月期通期連結業績予想と実績値との差異(2020年4月1日~2021年3月31日)
(単位:百万円)
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売上収益 |
Core営業利益 |
営業利益 |
税引前利益 |
親会社の所有者に帰属する当期利益 |
基本的1株当たり当期利益 |
Core EPS |
前回公表予想(A)*1 |
3,200,000 |
984,000 |
434,000 |
258,000 |
180,500 |
115円56銭 |
420円 |
実績値(B) |
3,197,812 |
967,916 |
509,269 |
366,235 |
376,005 |
240円72銭 |
420円 |
増減額(B-A) |
△2,188 |
△16,084 |
+75,269 |
+108,235 |
+195,505 |
― |
― |
増減率(%) |
△0.1% |
△1.6% |
+17.3% |
+42.0% |
+108.3% |
― |
― |
*1 2021年2月4日公表
2.差異の理由
売上収益は、主に、ビジネスモメンタムが事業等の売却が早期に完了したことによる減収影響によって相殺されたため、前回公表予想を22億円(△0.1%)下回る3兆1,978億円となりました。
Core営業利益は、コストシナジーが加速して実現したものの、研究開発費が増加し、事業等の売却が早期に完了したことによる減益影響があったため、前回公表予想を161億円(△1.6%)下回る9,679億円となりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴う、通期連結業績への影響は軽微でありました。詳細については、2021年3月期決算短信の「1.経営成績等の概況(4)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による影響と当社の取り組み」をご参照ください。
営業利益は、前回公表予想を753億円上回る5,093億円となりました。主な増益要因は、武田コンシューマーヘルスケア株式会社の売却に伴う譲渡益(1,395億円)を計上したことによりますが、XIIDRAの条件付対価契約に関連する資産の公正価値の再評価により、追加の損失(543億円)を計上したことによって一部相殺されました。
親会社の所有者に帰属する当期利益は、前回公表予想を1,955億円上回る3,760億円となりました。これは、税引前当期利益が増益となったことに加え、子会社再編による最適化、未認識であった繰延税金資産の認識、事業構造再編費用の計上など様々な要因により税務上の便益が発生し、実効税率が低下したことによります。
3.2020年度マネジメントガイダンス
タケダの14のグローバル製品が成長し、コストシナジーが加速して実現したことにより、実質ベースの指標であるマネジメントガイダンスを達成しました。
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前回公表 |
2020年度実績 |
実質的な売上収益の成長 |
一桁台前半 |
+2.2% |
実質的なCore営業利益の成長 |
一桁台後半 |
+13.0% |
実質的なCore営業利益率 |
30%台前半 |
30.2% |
実質的なCore EPSの成長 |
10%台前半 |
+24.6% |
<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
<留意事項>
本留意事項において、「ニュースリリース」とは、本ニュースリリース(添付資料及び補足資料を含みます。)において武田薬品工業株式会社(以下、「武田薬品」)によって説明又は配布された本書類、口頭のプレゼンテーション、質疑応答及び書面又は口頭の資料を意味します。本ニュースリリース(それに関する口頭の説明及び質疑応答を含みます。)は、いかなる法域においても、いかなる有価証券の購入、取得、申込み、交換、売却その他の処分の提案、案内若しくは勧誘又はいかなる投票若しくは承認の勧誘のいずれの一部を構成、表明又は形成するものではなく、またこれを行うことを意図しておりません。本ニュースリリースにより株式又は有価証券の募集を公に行うものではありません。米国 1933 年証券法に基づく登録又は登録免除の要件に従い行うものを除き、米国において有価証券の募集は行われません。本ニュースリリースは、(投資、取得、処分その他の取引の検討のためではなく)情報提供のみを目的として受領者により使用されるという条件の下で(受領者に対して提供される追加情報と共に)提供されております。当該制限を遵守しなかった場合には、適用のある証券法違反となる可能性がございます。
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<将来に関する見通し情報>
本ニュースリリース及び本ニュースリリースに関して配布された資料には、武田薬品の見積もり、予測、目標及び計画を含む当社の将来の事業、将来のポジション及び業績に関する将来見通し情報、理念又は見解が含まれています。将来見通し情報は、「目標にする(targets)」、「計画する(plans)」、「信じる(believes)」、「望む(hopes)」、「継続する(continues)」、「期待する(expects)」、「めざす(aims)」、「意図する(intends)」、「確実にする(ensures)」、「だろう(will)」、「かもしれない(may)」、「すべきであろう(should)」、「であろう(would)」、「することができた(could)」、「予想される(anticipates)」、「見込む(estimates)」、「予想する(projects)」などの用語若しくは同様の表現又はそれらの否定表現を含むことが多いですが、それに限られるものではありません。これら将来見通し情報は、多くの重要な要因に関する前提に基づいており、実際の業績は、将来見通し情報において明示又は暗示された将来の業績とは大きく異なる可能性があります。その重要な要因には、日本及び米国の一般的な経済条件を含む当社のグローバルな事業を取り巻く経済状況、競合製品の出現と開発、世界的な医療制度改革を含む関連法規の変更、臨床的成功及び規制当局による判断とその時期の不確実性を含む新製品開発に内在する困難、新製品および既存製品の商業的成功の不確実性、製造における困難又は遅延、金利及び為替の変動、市場で販売された製品又は候補製品の安全性又は有効性に関するクレーム又は懸念、新規コロナウイルス・パンデミックのような健康危機が、当社が事業を行う国の政府を含む当社とその顧客及び供給業者又は当社事業の他の側面に及ぼす影響、買収対象企業とのPMI(買収後の統合活動)の時期及び影響、武田薬品の事業にとってのノン・コア資産を売却する能力及びかかる資産売却のタイミング、当社のウェブサイト(https://www.takeda.com/investors/reports/sec-filings/)又はwww.sec.gov において閲覧可能な米国証券取引委員会に提出したForm 20-Fによる最新の年次報告書及び当社の他の報告書において特定されたその他の要因が含まれます。武田薬品は、法律や証券取引所の規則により要請される場合を除き、本ニュースリリースに含まれる、又は当社が提示するいかなる将来見通し情報を更新する義務を負うものではありません。過去の実績は将来の経営結果の指針とはならず、また、本ニュースリリースにおける武田薬品の経営結果は武田薬品の将来の経営結果又はその公表を示すものではなく、その予測、予想、保証又は見積もりではありません。
<国際会計基準に準拠しない財務指標>
本ニュースリリースには、国際会計基準(IFRS)に準拠しない財務指標及び目標値が含まれています。当社役員は業績評価並びに経営及び投資判断を、IFRS 及び本ニュースリリースに含まれるIFRS 以外の指標に基づき行っています。IFRS に準拠しない財務指標においては、IFRS に基づく場合には含まれることとなる一定の利益及びコストを除外しております。IFRS に準拠しない財務指標を提供することで、当社役員は、投資家の皆様に対し、当社の経営状況、主要な業績及び動向の更なる分析のための付加的な情報を提供したいと考えております。IFRS に準拠しない財務指標は、IFRS に準拠するものではなく、付加的なものであり、また、IFRS に準拠する財務指標に代替するものではありません。投資家の皆様におかれましては、IFRS に準拠しない財務指標につき、これらに最も良く対応するIFRS 準拠財務指標との照合を行っていただきますようお願い申し上げます。
<医療情報>
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<財務情報>
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以 上