Shire社買収完了のお知らせ
Shire社買収完了のお知らせ
− 当社の経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考える、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーの誕生
− 買収に関する公表から8か月で買収を完了
− 当社およびShire社の株主の皆様からの強い支持(当社では89.1%、Shire社では99.8%の高い賛成率)
− 統合プランの実行が順調にスタート
当社は、このたび、Shire plc(以下、「Shire社」)の買収を完了しましたのでお知らせします。本件買収完了により、当社は日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーとなります。
当社は、魅力的な地理的拠点を有し、日本および米国市場においてリーディングカンパニーとしての地位を得ており、世界中の献身的な従業員とともに、約80の国・地域において革新性の高い医薬品をお届けしてまいります。当社の研究開発は、オンコロジー(がん)、消化器系疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および希少疾患の4つの疾患領域に注力し、血漿分画製剤およびワクチンに対しても研究開発に関する投資を行います。当社のさらに強化された極めて画期的な研究開発エンジンにより、一層グローバルで強固かつモダリティ(創薬手法)の多様なパイプラインを構築し、革新的なイノベーションを実現することが可能となります。統合後の3兆円超の年間売上収益は、主にオンコロジー、消化器系疾患、ニューロサイエンス、希少疾患および血漿分画製剤の主要な事業領域から生み出されます。
当社代表取締役社長兼CEOのクリストフ・ウェバーは、「昨年12月5日に開催された臨時株主総会において、本件買収が、大変多くの株主の皆様のご支持により可決されたことを大変嬉しく思います。また、各部門の懸命な努力と規制当局からのスムーズなクリアランス取得により、予想よりも数ヶ月早く本件買収を完了できたことを嬉しく思います。買収のプロセスにおいて、当社の従業員、パートナーおよび株主の皆様にご支援いただいたことに深く感謝いたします。本件買収は当社の歴史の中で非常に重要な出来事であり、変革を加速させ、より大きな規模と地理的拠点を通じて世界中の患者さんに革新的な医薬品をお届けしてまいります」と述べています。
また、クリストフ・ウェバーは、「両社の統合が本日から始まりますが、経験豊富で多様性にあふれ、確かな実績を有するタケダ・エグゼクティブ・チームのリーダーシップのもと、スムーズな統合を実現できるものと確信しています。2018年9月に構築したオペレーティングモデルは、統合プランの明確な枠組みを示すものであり、優れた能力を有する専門的な統合チームが統合プロセスをリードすることとなります」と述べています。
本件買収資金の調達について、当社は、中長期融資による資金調達を競争力の高い利率で実現したことから、当社の負債総額に対する利率は平均して約2.3%にとどまっています。当社は、投資適格格付を維持し、純有利子負債/EBITDA倍率を買収完了後3年から5年以内に2.0倍以下に戻すことができるものと確信しています。
クリストフ・ウェバーは、2019年1月8日午後3時30分(米国太平洋標準時)にJPモルガン・ヘルスケア・カンファレンスにおいてプレゼンテーションを行う予定です。
当社によるShire plcの全株式取得に関するお知らせ
<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品のミッションは、優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することです。研究開発においては、オンコロジー(がん)、消化器系疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および希少疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国および地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
以上