進行性ALK陽性非小細胞肺がんに対するフロントライン治療としてALUNBRIG® (一般名:brigatinib)と クリゾチニブを比較したALTA-1L試験における頭蓋内病変に対する有効性について
進行性ALK陽性非小細胞肺がんに対するフロントライン治療としてALUNBRIG® (一般名:brigatinib)と クリゾチニブを比較したALTA-1L試験における頭蓋内病変に対する有効性について
− ベースラインで脳転移を有する患者においてALUNBRIG は病状進行または死亡リスクを73%低下
− 頭蓋内病変に対する有効性データを通じてクリゾチニブと比較したALUNBRIGのフロントライン治療における優越性をさらに示唆
− 同データは2018 年10 月19 日に欧州臨床腫瘍学会のポスターディスカッションにて発表
当社は、このたび、2018年10月19日にドイツ・ミュンヘンで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO: European Society for Medical Oncology)のポスターディスカッションにて、未分化リンパ腫キナーゼ遺伝子転座陽性(ALK陽性)の非小細胞肺がん患者を対象とした臨床第3相試験(ALTA-1L)の副次評価項目である、頭蓋内病変における無増悪生存期間および客観的奏功率の改善を示した有効性データを発表しましたのでお知らせします。なお、現在、ALUNBRIGは進行性ALK陽性非小細胞肺がんに対するフロントライン治療薬として承認されていません。
ALTA-1L試験における最初の中間解析では、ALUNBRIG群はクリゾチニブ群と比較してITT解析集団(ITT:ハザード比:0.42、95%信頼区間:0.13-0.54、ログランクP<0.0001)およびベースラインで脳転移を有する集団(ハザード比:0.27、95%信頼区間:0.13-0.54、ログランクP<0.0001)で頭蓋内病変における無増悪生存期間を有意に改善しました。ベースラインで脳転移を有する患者においては、病状進行あるいは死亡リスクが73%低下しました。ベースラインで脳転移を伴わない患者の頭蓋内病変における無増悪生存期間については、最初の中間解析時点では評価のための期間が不十分でした。
今回発表されたデータの詳細については英文プレスリリースをご覧ください。
以上