テバ社と武田薬品による日本における合弁会社設立に関する基本合意契約締結について
テバ社と武田薬品による日本における合弁会社設立に関する基本合意契約締結について
Teva Pharmaceutical Industries Ltd.(本社:イスラエル ペタハ・ティクバ、以下「テバ社」)と武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、本日、日本で両社による合弁会社(以下「新会社」)を設立する基本合意契約を締結しましたのでお知らせします。日本で長年にわたり研究開発型の製薬企業として日本をリードしてきた武田薬品と、世界トップ10に入る製薬企業でジェネリック医薬品におけるグローバルリーダーであるテバ社が戦略的に提携することにより、新会社は、日本の患者さんと医療関係者の皆さまの幅広いニーズ、およびますます高まるジェネリック医薬品の重要性に対応してまいります。日本におけるジェネリック医薬品市場は、世界で最も伸びている市場の一つであり、高品質な医薬品をより適切な価格で安定的に提供してもらいたいという患者さんのニーズと医療費抑制策の推進といった社会的要請によって、引き続き高い伸長が見込まれています。新会社は、日本における武田薬品の企業ブランドや強固な流通網と、テバ社のサプライ・チェーンや製造ネットワーク、グローバルな販売力や事業基盤、研究開発に関する専門知識とを組み合わせることにより、日本政府の方針に沿った、数多くの患者さんに貢献するビジネスを推進してまいります。
新会社は、必要な法規制上の許認可を経て、2016年4月以降の発足を予定しており、日本におけるテバ社の高品質なジェネリック医薬品と武田薬品の特許期間が満了した医療用医薬品を患者さんや医療関係者の方々にお届けしてまいります。新会社において、テバ社と武田薬品の出資比率は、51%対49%となり、取締役、CEO、経営幹部を有する独立した会社として運営されます。基本合意契約に関するその他の詳細は開示していません。新会社は2016年4月以降の発足予定のため、武田薬品およびテバ社の2015年度業績への重大な影響はありません。
武田薬品の取締役 ジャパンファーマビジネスユニット プレジデントの岩﨑真人は、「日本における新たなビジネスのスタートに向けて、テバ社とパートナーシップを組めることを心より嬉しく思います。当社は、新会社のビジネスをサポートするとともに、革新的な新薬の提供を通じて医療のイノベーションに貢献し、引き続き日本の製薬業界におけるリーディングカンパニーとして成長を遂げてまいります」と述べています。
テバ社Global Generic Medicinesの社長兼CEOであるSiggi Olafssonは、「新会社は、テバ社のバリューチェーン全般にわたる強固なジェネリック医薬品プラットフォームやポートフォリオおよび品質と、日本における武田薬品のトップブランドとしてのプレゼンスや流通網を兼ね備えます。この、他に類を見ない両社の強みの融合は、急速に成長する日本のジェネリック医薬品市場をリードするにふさわしいポジションに新会社を位置づけるものであり、遅くとも2020年度末までにジェネリック医薬品の数量シェア80%を達成するという日本政府の目標にも沿うものです。また、この取り組みは、当社が日本の患者さんを長期にわたって支援することに加え、伸長する主要市場におけるプレゼンスを高め、長期にわたる持続的な成長を遂げるという当社の戦略の達成において極めて重要な役割を果たすものと考えています」と述べています。
<テバ社について>
Teva Pharmaceutical Industries Ltd.(以下「テバ社」、NYSE: TEVA)は、業界をリードするグローバル製薬企業のひとつで、患者さんを中心に考えた質の高いヘルスケアソリューションを、日々、数多くの患者さんに提供しています。テバ社は、本社をイスラエルに置く世界最大のジェネリック医薬品企業であり、1,000を超える化合物からほぼすべての疾患領域にわたり幅広くジェネリック医薬品を提供しています。専門疾患領域では、疼痛を含む中枢神経系疾患の革新的治療薬で世界トップクラスのポジションにあり、呼吸器系疾患領域においても強固なポートフォリオを有しています。テバ社は、ジェネリック医薬品と専門疾患領域における知見を融合してグローバルでの研究開発に活用しており、医薬品の開発と医療機器やサービス、技術を組み合わせ、患者さんのアンメットニーズに対応する新たな方法の創出に努めています。2014年の売上高は203億USドルでした。
詳細についてはウェブサイト(http://www.tevapharm.com)をご覧ください。
<武田薬品について>
武田薬品は、研究開発型の世界的製薬企業を目指して、自社研究開発を強化するとともに、ライフサイクルマネジメントの推進、導入・アライアンスの積極展開を通じて研究開発パイプラインの充実を図り、ミッションである『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』の実現に努めています。詳細についてはhttps://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
以上