米国ネバダ州における2型糖尿病治療剤「アクトス®」に起因する膀胱癌を主張する製造物責任訴訟の陪審評決について
米国ネバダ州における2型糖尿病治療剤「アクトス®」に起因する膀胱癌を主張する製造物責任訴訟の陪審評決について
2014年5月23日
当社および当社の100%子会社である武田ファーマシューティカルズUSA Inc.(以下「TPUSA社」)は、米国時間2014年5月22日、Bertha Triana氏ならびにDelores Cipriano氏を原告とした、2型糖尿病治療剤「アクトス®」に起因する膀胱癌を主張する製造物責任訴訟において、原告の主張を退ける当社有利の陪審評決が下されましたのでお知らせします。本訴訟は、2014年3 月10日より米国ネバダ州 州裁判所でKerry Earley判事の下で審理されていました。
TPUSA社 Senior Vice President/法務部長のKenneth D. Greismanは、「当社は、本評決結果を支持します。当社は、アクトスが2型糖尿病の治療において有用な治療薬であると確信しており、今後の同様な訴訟においても鋭意防御してまいります。Triana氏ならびにCipriano氏の胸中はお察しいたしますが、当社は常に患者さんの安全を第一に考えており、アクトスに関して責任をもって対応してきたと信じております」と述べています。
アクトスに関しては、今回の評決以前に5件の評決または判決があり、今般の評決をもって、6件中5件にて当社側の主張が認められました。残りの1件(米国ルイジアナ州連邦裁判所にて審理)における原告側の主張を認める評決に対しては、現在、法的手段をもって争っています。
以上