第148期中間期事業活動のご報告 | 武田薬品

実験を行う研究者達

第148期中間期事業活動のご報告

私たちのパーパス(存在意義)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することです。サイエンスや技術が進化しても、揺るぎない価値観に基づいた私たちの志は変わりません。人々の暮らしを豊かにする医薬品をお届けし、社会に貢献するとともに、従業員が理想的な働き方を実現できる環境づくりに努めています。

株主の皆さまへ

日頃からのご支援と信頼に心より感謝申しあげます。2024年度上期を振り返ると、成長製品・新製品が力強い勢いで成長するとともに、後期開発段階のパイプラインも順調に進展しました。複数年にわたる効率化プログラムを進めていることに加え、マイルストンや財務的な目標を達成し、ステークホルダーの皆さまへの長期的な価値創出に向けて前進しています。当社は、想定よりも力強い上期業績を反映し、2024年度通期のマネジメントガイダンスを上方修正しました。当上期における進捗に満足するとともに、持続的な成長へ回帰するための道筋に自信を深めています。

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クリストフ・ウェバー
研究している研究者

特集


ナルコレプシーに対する革新的な治療薬の創出を目指して

ナルコレプシーは生活の質を著しく低下させる慢性疾患1で、仕事や学業、そして人間関係に深刻な影響を及ぼします。しかし、その深刻さにも関わらず、ナルコレプシーは周りに理解されず、あまり注目されていません。当社は、オレキシンの研究開発プログラムを通じ、この希少な疾患に苦しむ人々に革新的な治療薬をお届けすることを目指しています。

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2024年度上期業績について


2024年度上期の好調な業績は、恒常為替レート(CER)ベースで前年同期比+18.7%成長し、売上収益全体の47%を占める成⾧製品・新製品*が継続して牽引したことによります。上期の業績には 、後期開発段階のプログラムの進展に伴い、下期に当初計画通りの増加を見込む研究開発費の期ずれも貢献しています。Core売上収益とCore営業利益は、CERベースでそれぞれ同+5.0%と同+12.9%増加しました。他方、財務ベースの営業利益は主に前年度に計上した非中核項目の影響により、実勢レート(AER)で同+194.0%増加しました。

*タケダの成長製品・新製品の定義については当社の2024年度上期決算説明会プレゼンテーション資料https://www.takeda.com/jp/investors/financial-results/quarterly-results/のスライド5をご参照ください。

(億円、EPSを除く)

科目2024年度上期2023年度上期対前年同期(AERベースの増減率)
売上収益23,84021,017+13.4%
営業利益3,5061,192+194.0%
当期利益1,873414+352.8%
EPS (円)11927+348.4%
営業活動によるキャッシュ・フロー4,5132,913+54.9%
調整後フリー・キャッシュ・フロー(IFRSに非準拠)2,475△711N/A

地域別売上収益

財務ハイライトを示す図表
2024年度上期売上収益 2兆3,840億円のうち、米国が52%、欧州およびカナダが22%、成長新興国が16%、日本が9%を占めます。

Coreベース(IFRSに非準拠)

(億円、EPSを除く)

科目2024年度上期2023年度上期対前年同期 (AERベースの増減率)対前年同期 (CERベースの増減率)
売上収益23,84021,017+13.4%+5.0%
営業利益7,1995,888+22.3%+12.9%
 営業利益率30.2%28.0%+2.2pp
当期利益4,8914,077+20.0%+8.9%
EPS (円)310261+18.8%+7.9%

主要な6つのビジネス領域に関する業績アップデート


2024年度上期の主要なビジネス領域の成長は、主に成長製品・新製品の力強い勢いが牽引しました。成長製品・新製品の売上収益は1兆1,270億円となり、CERベースで+18.7%の成長を遂げました。

消化器系疾患領域
消化器系疾患領域

財務ベース売上収益は6,952億円(CERベース:+7.6%成長)となりました。

希少疾患領域
希少疾患領域

財務ベース売上収益は3,887億円(CERベース:+5.3%成長)となりました。

血漿分画製剤領域
血漿分画製剤領域

財務ベース売上収益は5,357億円(CERベース:+14.3%成長)となりました。

オンコロジー(がん)領域
オンコロジー(がん)領域

財務ベース売上収益は2,850億円(CERベース:+18.7%成長)となりました。

ワクチン領域
ワクチン領域

財務ベース売上収益は381億円(CERベース:+107.0%成長)となりました。

ニューロサイエンス(神経精神疾患)領域
ニューロサイエンス(神経精神疾患)領域

財務ベース売上収益は3,146億円(CERベース:△12%減少)となりました。

2024年度業績予想およびマネジメントガイダンス


当社は、後発品によるVYVANSEの減少が想定より緩やかであったことと上期の力強いビジネスの勢いを背景に、2024年度通期マネジメントガイダンスを上方修正しました。さらに、2024年度の前提為替レートの更新を反映し、財務ベースおよびCoreベースの通期業績予想を上方修正しました。

2024年度マネジメントガイダンス(CERベースでのCore増減率)(IFRSに非準拠)

科目当初マネジメントガイダンス (2024年5月公表)修正マネジメントガイダンス (2024年10月公表)
Core売上収益横ばいからやや減少横ばいからやや増加
Core営業利益約10%の減少一桁台半ば%の減少
Core EPS (円)10%台半ばの減少約10%の減少

2024年度 業績予想

(億円、EPSおよび1株当たりの年間配当金を除く)

科目2024年度 当初業績予想 (2024年5月公表)2024年度 修正業績予想 (2024年10月公表)
売上収益43,50044,800
Core 売上収益 (IFRSに非準拠)43,50044,800
営業利益2,2502,650
Core 営業利益 (IFRSに非準拠)10,00010,500
当期利益580680
EPS (円)3743
Core EPS (円) (IFRSに非準拠)431456
調整後フリー・キャッシュ・フロー(IFRSに非準拠)3,500-4,5004,000-5,000
1株当たりの年間配当金 (円)196196
パソコンを使う人

2024年度の株主向けWEBアンケートご協力のお願い


当社は、株主の皆さまからの貴重なご意見・ご要望を、コミュニケーション活動の参考としております。2024年度の株主向けWEBアンケートは、2024年11月29日~12月20日まで実施します。
多くの株主の皆さまのご協力をお願い申しあげます。

アンケートの回答には、株主番号の入力が必要となります。株主番号は、中間配当金計算書の右上に印字(8桁)されています。

アンケートご回答はこちらExternal link

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