Yasuo. M
Medical Franchise Rare Disease
Medical Engagement Manager (MSL)
(所属/タイトルは取材当時のものです。)
大学卒業後、臨床開発モニターを経て、シャイアー・ジャパンでMSL(Medical Science Liaison)を経験。その後タケダのJMO(Japan Medical Office)に異動し、MSLとして勤務。
前職のCRO(Contract Research Organization)では主に臨床開発モニターとして治験のオペレーションを担当し、多くのプロジェクトに携わりました。臨床開発の現場では、KOL(Key Opinion Leader)との治験中の薬剤に関する情報交換だけでなく、対象となる疾患の診断や治療選択について話しを伺う機会も多く、次第に市販後の薬剤や医師の処方意図などにも関心を持つようになりました。治験のみならず、市販後のKOLとの意見交換、エビデンス構築等を通じて患者さんに貢献できる仕事がしたいと考えるようになり、MSLへのキャリアシフトを決めました。
JMOに異動して驚いたことは、医師免許を持つ社員が多い点です。医学の知識、医師としての経験をもとに業務に役立つアドバイスをもらえることが多く、それはJMO全体にとっても、私自身のMSL活動においても大きな強みとなっていると考えています。またJMOは、組織が大きく、臨床研究や資材作成、教育、デジタル・ソリューションなどの専門性の高いチームがあり、バックアップ体制が整っていることも特徴です。
MSL活動においては、患者さん中心の考え方で自分が何のためにこの仕事をしているのか、どうすれば自分の能力を活かせるのかを常に意識して仕事の質を高めていくことが大切です。そのためには、クリエイティブかつイノベーティブな視点を持ち、自ら考えて実行する能力が求められます。
JMOのサポート体制は、各自のスキルアップに関するものも充実しています。私は英語力に自信がなかったため、半年間の英会話のレッスンを受講しました。現在も研鑽を続けていますが、JMOは外国籍の方も多く、日々の会話でも実践的な学びが得られています。
入社して改めてタケダの休暇制度が充実していることに驚きました。休暇制度はあっても取得率が低ければ意味がありませんが、休暇取得に上司の理解があり、性別に関係なく自分の状況に合わせて多くの同僚が育児休暇などの制度を利用しています。
その他にもフレックス制度やリモートワークも導入されており、働きやすさを感じています。タケダのフレックス制度はコアタイムがない点が特徴で、働き方を自己管理し、メリハリをつけて仕事に取り組むことができています。働きやすさを重視したさまざまな制度があることも、性別に関係なく自分の能力を発揮して活躍できる要因になっていると考えています。
◆JMO(Japan Medical Office)
グローバルメディカル部門の日本機関として、国内の医療用医薬品ビジネスを所管するジャパンファーマビジネスユニット(Japan Pharma Business Unit 「JPBU」)に所属し国内外のタケダの組織と連携している。国内の医学専門家との医科学的交流に基づくエビデンス創出、産官学連携を通じたデジタル活用、プロモーション/ノンプロモーション資材のレビュー、市販後調査等、業務内容は多岐にわたる。自社医薬品の価値情報を、自社医薬品を必要とする患者さんに、適切なタイミングでお届けすべく医科学的な視点から中立的に活動する専門家集団。