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グローバルな医薬品製造を支える薬剤師


服部 慎平
グローバルクオリティ 製薬品質センター 光製薬品質部 
品質サービスインプルーブメントグループ グループマネジャー
Director, Quality Services & Improvement, Hikari Site Quality, Japan Quality, Global Quality


学生時代の研究と薬剤師としての実地経験から、自分のやりたいことに辿り着く

私は薬学部が6年制になった後の一期生でしたが、就職先を決める前に沢山の経験を得ることができました。「患者さんに近いところで医療に貢献したい」という想いで、大学では臨床薬理学を専攻しました。研究室では糖尿病などの代謝性疾患モデルを用いた新規治療薬候補の探索などに取り組み、医薬品そのものが患者さんの人生に大きく貢献できる可能性を強く感じました。また、病院と薬局での臨床研修を経て、薬剤師として患者さん一人一人に接する重要性も学びました。その中で、薬学部で学んだことと、薬剤師としての実地経験から「より多くの患者さんに貢献したい」という想いが明確になり、最終的には製薬企業への就職を選びました。

 

「薬剤師だから貢献できること」が多い製薬工場

製薬工場は薬学部で学んだ知識を活用できる機会が多々あります。例えば自分たちの製品がどのようにつくられ(合成学・製剤学)、どのように評価されて(分析学)、どのような患者さんにどのように使われるのか(病態学・薬理学)など、一連の工程を広い視野でみることができます。私が最初に配属された無菌医薬品の微生物管理という仕事では、教科書で学んだ微生物学や衛生学、研究で学んだ遺伝子工学が役に立ち、早くから沢山の業務を任されるようになりました。また、薬局や病棟での経験を生かし、工場内で「患者さんを中心に考えた改善活動」なども展開してきました。

製薬工場には薬剤師の免許を必要とする職務もあるため、キャリアを積んでいくうえでも、「薬剤師だから貢献できる」ことは沢山あります。

挑戦が新たなキャリアに繋がる職場

入社から7年ほど、無菌医薬品の微生物管理、試験技術や改善活動などのGood Manufacturing Practice (GMP)業務に従事していました。その後、グローバル品質戦略部門に挑戦し、日本地域の担当者としてグローバルプロジェクトの展開、GQP (Good Quality Practice)に関わるプロジェクト推進や、日本にある複数の製薬工場の連携強化などに関わってきました。そして今は、グローバルを代表する製造拠点のひとつである光工場で、医薬品の品質保証に関わる改善に取り組んでいます。タケダでは「挑戦」が奨励され、自らが望めば幅広く沢山の職種を経験することができるチャンスが広がっています。

日本の医薬品産業を世界に誇れる産業に!

タケダは開発、製造、販売までの全てのValue Chainを有しています。また、光工場では原薬、固形、無菌製剤など幅広い製品を製造しており、幅広い知識と深い専門性を学ぶことができます。グローバルな環境で自らのキャリアを切り開き、世界で活躍できる人材になりたいという方と一緒に働けるのを楽しみにしています。