畑中 潤一
グローバル マニュファクチャリング&サプライ ジャパン 光工場 ステライルマニュファクチャリング部 シリンジ製剤グループ グループマネジャー
Group Manager, Sterile Syringe Filling, Sterile Manufacturing, Hikari Plant, Global Manufacturing & Supply Japan
大学院修了後、製薬会社に就職し11年近く製剤技術部門にいました。そこでは、25kgの精製白糖の袋を運びながら現場を知るところから始まり、受託製品や自社開発の注射剤の開発を担当。製剤開発のステージは主に初期開発品、後期開発品、商業生産の3つに分かれます。治験薬や商用製品の製造設備の設計と導入、バリデーション、申請、査察など開発から生産体制の構築、さらに上市まで全てを経験できたのは、とても幸運でした。その後、2015年にタケダに入社。転職の理由は、スケールの大きい仕事をし、自分を成長させたいと考えたからです。タケダでは“パンデミックインフルエンザが発生した際に国内でワクチンを製造・供給できる体制を整える”という国家事業のもと、半年で2,500万本ものバイアル製品を供給する体制を整えています。実際に仕事をしてみて、タケダのスケールの大きさを実感しました。
現在は製造部門に異動し、シリンジ製剤グループのマネジャーを任されています。私が担当している製品はタケダを代表する無菌注射剤であり、発売から20年以上を経過した現在でも先発品として造り続けている製品です。光工場というグローバルな製造拠点で世界中に届けられる薬の製造を手掛けていることに大きな責任とやりがいを感じています。また、私にとって製造現場のマネジメント業務は初めての経験でしたがタケダには従業員のチャレンジを後押しする社風があり、キャリアを磨く上で大きなプラスになるものと考えています。
光工場には、私が担当する注射の充填工程だけでなく、検査や包装工程、さらに原薬や固形製剤、ワクチンの製造など、一つの製造サイトの中に多種多様な機能や設備が備わっています。医薬品の製造業務でキャリアを積みたい方には多くのチャンスがある、それが光工場の良さではないでしょうか。また、光工場がある山口県光市は、自然が豊かで住み心地の良い街です。私自身、小学生と幼稚園生の子どものいる4人家族ですが、子育てには最高の環境だと感じています。製薬の現場で働きたい、専門性を極めたい、多岐にわたる業務のスキルを身につけたいなど、様々な可能性を求めている人にとって光工場はベストな環境が整っています。