武田薬品工業株式会社
担当するのは、10人のスタッフだ。彼らは一丸となり、献身的に、時には対話するかのごとく植物たちと向き合う。まずは、それぞれの植物が自然環境と同じように繁栄できる環境づくりから。もともと自生していた条件と同じ温度・土壌・日光など、植物たちのわずかな変化を見逃さず、適切な栽培方法を見出していく。
彼らは、決して「お世話をする」のではなく、シンプルに愛情を注ぐのだという。なぜなら、植物を利用した薬と人との関わりは、文字が生まれる前からあったというが、「この植物たちが、将来も何らかのかたちで人類の役に立つ時がくるかもしれない」という想いがある。だからこそ、たとえ確信がなくても、結果を度外視してでも挑み続けるのだ。
タケダのスピリットが、ここでも確かに息づいている。