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公益財団法人がん研究会と武田薬品との研究開発に関する提携について

2024年4月22日

公益財団法人がん研究会(以下、がん研究会)と武田薬品工業株式会社(以下、武田薬品)は、このたび、がん領域の開発提携に関する契約を締結しましたのでお知らせいたします。がん研究会と武田薬品は、本契約に基づき、グローバル早期臨床試験の推進や、橋渡し研究(トランスレーショナルリサーチ・リバーストランスレーショナルリサーチ)を推進すること等を目的として、双方の強みを生かした交流を行い、現在進行している医薬品開発における必要な情報共有や協議を行っていきます。これにより、優れた画期的な抗がん剤を創出し、いち早くがん患者さんとそのご家族の元にお届けすることを目指します。


この開発提携について、がん研究会 理事長の浅野敏雄は、「我々は、武田薬品と研究開発に関するグローバルな提携を発表できることを嬉しく思います。全世界にわたる卓越した創薬研究開発力を持つ武田薬品と、病院部門と研究部門が一体化した特徴的な組織を持つがん研究会が共に歩むことで、我々の理念である“がん克服”に一層近づくことを確信しております」と述べています。


武田薬品のOncology Therapeutic Area Unit HeadのPhuong Khanh (P.K.) Morrowは、「今回の提携を大変嬉しく思います。がん研究会の臨床研究の知見と、当社の臨床開発力を組み合わせることで相乗効果を発揮し、新たな治療法の開発を前進させていけるものと期待しています」と述べています。


がん研究会と武田薬品は、共創を通じて、科学の進歩を患者さんにとっての価値に変える取り組みを行ってまいります。


英語版プレスリリースはこちら
Please find the English press release from here


<公益財団法人がん研究会について>

公益財団法人がん研究会は、「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」ことを基本理念として掲げ、がんの本態と個性を明らかにし、がんの診断・治療・予防に貢献すると共に、生命科学の先端を開拓することを目指しています。その実現に向けて、新薬開発のための臨床試験(治験)や、新たな治療法・診断法の開発につながる臨床研究を積極的に実施しています。また、基礎研究を診断・治療法の開発へつなげる橋渡し研究、いわゆる「トランスレーショナルリサーチ」も推進しています。2019年、国内をリードする次世代がん医療の臨床開発拠点を目指し、早期臨床開発に特化した先端医療開発センターを設立しました。さらに2022年には医薬品開発支援機能を統合した「先進がん治療開発センター」を設立し、基礎研究から治験まで途切れなく推進することで先進的ながん医療を患者さんへ提供できるよう取り組んでいます。
詳細については、 https://www.jfcr.or.jp/index.htmlをご覧ください。


<武田薬品について>

武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。 詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。