当社は、炎症性腸疾患(IBD)患者さんに貢献するべく、株式会社ローソン(本社:東京都品川区、以下「ローソン」)と共に、世界IBDデー(5月19日)に合わせてさまざまな疾患啓発の取り組みを実施いたしますのでお知らせします。
IBDは腸を中心とする消化管粘膜に炎症が生じる疾患で、主に10代~20代で多く発症することが知られています1。主な症状は下痢や血便、腹痛などで、患者さんの多くは頻繁にトイレに行く必要があったり、入退院を繰り返すことで日常生活に大きな影響を受けています。一方で、IBDは症状が見た目には分かりづらく、患者さんがどのようなことで困っているのか周囲の方に伝わりにくい疾患です。
当社は、IBDの疾患特性やIBD患者さんの悩みを少しでも多くの方に認知してもらうことによって、IBD患者さんがより暮らしやすい社会の実現につながると考えており、世界IBDデーに合わせて、5月16日(火)~19日(金)の期間に、ローソンと共に以下の3つの取り組みを通して疾患啓発を実施します。当社は、トイレの重要性について考えるきっかけづくりとしてローソンが展開しているアートトイレの取り組みに共感し、このたびローソンと共にIBDの疾患啓発活動を実施することとなりました。
今回、ローソンと連携して推進する疾患啓発活動は以下の3点です。
今回啓発ポスターの掲示と世界IBDデー啓発シールの貼付を実施する5店舗
当社は、引き続きIBD疾患を認知してもらう取り組みを継続して実施し、IBD患者さんにとって最適な社会づくりを目指していきます。
武田薬品について
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、オンコロジー(がん)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。
詳細については、 https://www.takeda.com/jp/ をご覧ください。
武田薬品の消化器系疾患領域における取り組みについて
消化器系疾患は時として、患者さんの日常生活を困難にさせる場合があります。武田薬品およびパートナー各社はこのアンメット・メディカル・ニーズに対し、30年以上にわたり革新的な医薬品や支援プログラムを通じて患者さんのQOL(生活の質)改善に取り組んでまいりました。また武田薬品は、炎症性腸疾患、酸関連疾患、短腸症候群、消化管運動障害など、消化器系疾患領域をリードしてきました。武田薬品の消化器系疾患領域の研究開発チームは、セリアック病や好酸球性食道炎、α-1アンチトリプシン関連肝疾患、クローン病など、アンメット・メディカル・ニーズのある新しい領域でのギャップの解消に向けても取り組んでいます。武田薬品は、これからも研究者や患者団体とともに、消化器系疾患領域における科学的研究と臨床医学の発展に取り組んでいきます。
1.
難病情報センター,潰瘍性大腸炎, https://www.nanbyou.or.jp/entry/62
難病情報センター,クローン病, https://www.nanbyou.or.jp/entry/81