毎年2月4日は「ワールドキャンサーデー(以下、WCD)」です。WCDは、2000年2月4日にパリで開催された「がんサミット」から始まったUICC(国際対がん連合)の取り組みであり、世界中の人々ががんのために一緒にできることを考え、約束を取り交わし、そして行動を起こす日として知られています。
2023年のWCDのテーマは、「Close the Care Gap! (がん医療のギャップを埋めよう)」です。近年、がんの治療・医療技術は高度化し、患者さんを取り巻く医療情報も複雑化しています。当社では、これまで、高度な専門知識を持つ医療関係者と一般のがん患者さんとの間に生まれるコミュニケーションギャップに着目し、がん患者さんに信頼性の高い情報を提供することにより、がんの疾患情報および治療法、また治療の過程で生じる問題への対処に関して理解を高め、医療関係者とともに前向きに治療と向き合っていただけるよう、アドボカシー活動を進めてきました。取り組みの例として、がん情報ポータルサイト「キャンサーペディア」の開設、がん患者さんやご家族を支援する冊子「A compass for life with cancer」の製作、また、「がん征圧月間(毎年9月)」および「ワールドキャンサーデー(毎年2月4日)」におけるがん患者さんとご家族向けのシンポジウムの定期開催などがあります。
当社の日本オンコロジー事業部は、これらのアドボカシー活動を引き続き推進し、中長期的観点で課題と向き合っていくために、今年もWCDに合わせ2月19日(日)に、患者支援団体や医療関係者の皆様のご協力のもと、無料オンラインシンポジウム「第4回これからのがん医療とケア~がんについての正しい情報を知ろう、使いこなそう!~」を開催いたします。近年、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の発展とともに、がん患者さんを取り巻く情報は増加傾向にあります。一方で、がん患者さんが信頼性の低い情報にアクセスしてしまうリスクも高まっています。そこで、今回のシンポジウムでは、正しいがん情報の見極め方や、がん患者さんやご家族が困ったときに頼ることができるがん相談支援センターの活用方法について紹介いたします。
名称:第4回 これからのがん医療とケア ~がんについての正しい情報を知ろう、使いこなそう!~
日時:2023 年 2月19日(日)13:00~14:30
主催:武田薬品工業株式会社
後援:厚生労働省、東京都、公益財団法人日本対がん協会、国立研究開発法人国立がん研究センター
対象:がん患者さんとご家族、一般市民
登壇者
轟浩美氏(特定非営利活動法人「希望の会」 理事長)
若尾文彦先生(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策研究所 事業統括)
池山晴人氏(地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪国際がんセンターがん相談支援センター センター長)
お申込みURL: https://cosmopr-events.jp/cancer-symp04-form/
当社は、今後もがん患者さんとご家族の心のケアや、予防や治療に関する普及啓発の観点で、がん患者さんの気持ちに少しでも寄り添い課題解決につながるご支援ができるようアドボカシー活動に注力しています。
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。