武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「武田薬品」)は、日本におけるさらなるイノベーション創出に注力するために、また湘南ヘルスイノベーションパーク(所在地:神奈川県藤沢市、以下「湘南アイパーク」)のさらなる発展を実現するために、2023年4月1日、武田薬品が新たに設立する会社に湘南アイパーク運営事業を承継させることを決定しました。また、産業ファンド投資法人(本社:東京都千代田区、以下「IIF」)ならびに三菱商事株式会社(本店:東京都千代田区、以下「三菱商事」)は、開所当時からのビジョンとミッションのもと、湘南アイパークおよび周辺エリアのエコシステムをさらに多面的に発展させていくために、新会社の株式の一部を取得し、武田薬品とともに湘南アイパークを共同運営していくことに合意しました。
湘南アイパークは、2018年4月に、武田薬品が当時の自社研究所(「湘南研究所」)を外部に開放する形で、日本初の製薬企業発サイエンスパークとして誕生しました。2020年に、湘南アイパークの資産(土地および施設)が信託設定され、2020年、2021年にIIFによって信託受益権が取得されましたが、運営は引き続き武田薬品が業務委託を受けて、担ってきました。
湘南アイパークは開所以来、「世界に開かれたライフサイエンスエコシステムの構築」をミッションとし、「革新的なアイデアを社会実装する」というビジョンのもと、施設運営およびオープンイノベーション促進事業を行ってきています。開所時は20社だった入居企業・団体も150を超え、製薬企業のほか、次世代医療、AI、ベンチャーキャピタルなどの企業や大学、行政などが集結しています。
このライフサイエンスエコシステムを今後さらに発展させていくことを目指して、湘南アイパークは、上記の新たな運営体制に移行することを決定しました。
湘南アイパークジェネラルマネジャーの藤本利夫は、「湘南アイパークは2018年4月の開所以来、最大の入居企業である武田薬品をはじめ、大学、スタートアップ、企業、自治体、病院など湘南アイパークに集う多くの方々に支えられ順調に発展してきました。そしてこうした方々が自由に共創しながらイノベーション創出に挑戦できる、中立的かつ求心的な場の構築を目指してきました。このたび、武田薬品、IIFならびに三菱商事による共同運営体制へと転換することで、施設運営、コミュニティ形成、ベンチャー支援、地域との連携など、あらゆる事業をさらに発展させていくことができると確信しています。これまで築いてきた湘南アイパークの礎と勢いをそのままに、さらに世界に開かれたライフサイエンスエコシステムの構築を目指していきます」と語っています。
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Shonan iPark Outlines New Operational Structure to Provide Scale and Sustainable Long-Term Growth for the Ecosystem
湘南アイパークは、2018年4月に設立された日本初の製薬企業発サイエンスパークです。幅広い業種や規模の産官学が結集し、ヘルスイノベーションを加速する場となることを目指しています。製薬企業のみならず、次世代医療、AI、ベンチャーキャピタル、行政など約150社、2000人以上 (2022年12月現在) の企業・団体がエコシステムを形成しています。
https://www.shonan-health-innovation-park.com/
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武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、 いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。 研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス (神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤と ワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、 強固かつ多様なモダリティ(治療手段)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、 人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、 医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
産業ファンド投資法人(IIF)は、日本で唯一の産業用不動産REIT(リート)として、2007年10月に東京証券取引所に上場(証券コード3249)いたしました。
IIFはあらゆる産業活動の基盤となり、中長期にわたり、安定的な利用が見込まれる、物流施設及び工場・研究開発施設等並びにインフラ施設に投資し、収益の安定的な確保と運用資産の着実な成長を図ることにより、投資主価値の継続的な拡大を目指していきます。
IIFは、株式会社KJRマネジメントと資産運用委託契約を締結し、本投資法人の規約および投資方針に基づいた資産運用業務を委託しています。
三菱商事は、世界約90の国・地域に広がる拠点と約1700の連結事業会社と共同しながら、ビジネスを展開しております。天然ガス、総合素材、石油・化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で、幅広い産業を事業領域とし、未来を見据えた重要課題への取組みとして、デジタル化や低・脱炭素社会に対応したDX(デジタルトランスフォーメーション)とEX(エネルギートランスフォーメーション)を一体で推進してまいります。