川崎重工業株式会社、株式会社ティアフォー、KDDI株式会社、損害保険ジャパン株式会社、menu株式会社、武田薬品工業株式会社による自動配送サービスの提案が2022年9月12日、東京都の「西新宿の課題解決に資する5G等先端技術サービスの都市実装に向けたプロジェクト」※1に採択されました。
6社は、西新宿にお住まいの方やお勤めの方などに一定期間、配送ロボットによる食事や医薬品などの自動配送サービスを利用いただきます(以下、本取り組み)。事業面・運用面・技術面の課題を抽出し、西新宿エリアにおける継続的なサービス提供や東京都内の他エリアへのサービス拡大の早期実現を目指します。
少子高齢化の中、物流業界の人手不足が社会課題となっています。昨今のネット通販利用の拡大など、今後さらに物流の需要拡大が見込まれており、ラストワンマイル物流における「遠隔・非対面・非接触」の配送ロボットを活用した配送サービスの早期実現が求められています。
東京都では西新宿エリアにおいて5Gと先端技術を活用した分野横断的なサービスの都市実装に向けた取組みが推進されています。6社は、2021年度に配送ロボットを指定ルートで走行させて得たサービスや技術の検証成果※2をもとに、西新宿エリアで5Gや先端技術を活用した配送ロボットによる配送サービスの都市実装に向けた検証を行います。配送ロボットによる配送サービスの早期実装に加え、地域の魅力創出などの西新宿エリアの課題※3解決に寄与することを目指します。
1) 実施時期および期間 : 2022年冬頃・約1カ月間の予定
2) 走行エリア : 東京都新宿区西新宿周辺
3) テーマ
「ヒトが移動する」街から「モノが移動する」スマートシティへ
5G × 配送ロボットによる自動配送サービスの実現
4) 取組み内容
5Gを活用した、配送ロボットによるフードデリバリーや医療関係物資の配送・回収などの自動配送サービス
5) 本取り組みにおける各社の役割分担
川崎重工業株式会社 |
全体統括 |
株式会社ティアフォー |
自動運転システムの開発・提供および配送ロボットへの自動運転システムの搭載 |
KDDI株式会社 |
5G通信環境の提供 |
損害保険ジャパン株式会社 |
自動配送ロボット運行にかかる自動運転リスクアセスメント |
menu株式会社 |
ユースケースの提供(フードデリバリー) |
武田薬品工業株式会社 |
ユースケース(医療関係物資の配送・回収)の提供支援 |
※1.5G等先端技術サービス実装コンソーシアム・デジタル社会人材育成プログラム
(https://www.tokyo5g-dx.jp/)
※2. 【国内初】スマートシティ実現に向けて 5G を活用した自動配送ロボットの公道配送実証を実施
(https://www.khi.co.jp/pressrelease/news_220209-1.pdf)
※3 西新宿エリアの課題
(https://www.5gconsortium.metro.tokyo.lg.jp/wp-content/themes/5g/assets/doc/project/nishishinjukuarea_no_kadai02.pdf)