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インドネシア保健省の要請に応え、急性腎臓疾患の危機に対応するため、ホメピゾールを200バイアル提供

2022年11月1日

本プレスリリースは、当社がインドネシアで公表したプレスリリースを基にしています。インドネシアで公表したプレスリリースはこちらをご覧ください。

- インドネシアにおける急性腎不全の危機に瀕した子どもたちの治療のために、武田薬品、在インドネシア日本国大使館、インドネシア保健省が協働し、ホメピゾールの提供を行いました。
- 提供された製品は2022年10月29日(土)現地時間早朝にインドネシアに到着し、同国の保健省を通じて、子どもたちを治療する病院へ届けられました。

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区、以下「当社」)は、PT. Takeda Indonesia(以下、「武田インドネシア」)を通じて、国内で製造販売承認を取得しているエチレングリコール・メタノール中毒用剤であるホメピゾール点滴静注液(以下「ホメピゾール」)をインドネシアへ提供しました。インドネシアでは、小児の発熱治療に広く用いられているパラセタモールシロップを数回に分けて摂取した子どもの急性腎臓疾患(AKI)が増えており、許容濃度よりも高いエチレングリコールおよびジエチレングリコールの摂取が原因ではないかと疑われています。

当社が提供した計200バイアルのホメピゾールは、2022年10月29日(土)現地時間早朝にインドネシアに到着し、保健省に引き渡されました。

2022年10月26日(水)時点のインドネシア政府の情報によると、269人の子どもたちが急性腎不全に陥っていると報告されており、これまでに157名の死亡が報告されています。

インドネシア政府による日本大使館および当社へのホメピゾール供給の緊急要請を受け、最優先でポメピゾールをインドネシアにお届けできるよう最善の対応を行いました。

武田インドネシアのジェネラルマネジャーを務めるAndreas Gutknechtは、「インドネシアの子どもたちが苦しんでいることに深い悲しみを感じており、子どもたちとそのご家族に心よりお悔やみを申し上げます。保健省の要請に応え、この危機に対する政府の取り組みを支援できることを嬉しく思います。医療上必要性の高い未承認薬を必要としている子どもたちに迅速にお届けするために、当社の関連部門、日本大使館、インドネシア保健省が多大な献身と協力をしてくれたことに心から感謝しています」と述べています。


ジャカルタ税関にて。当社からインドネシア保健省への寄贈受領の様子

 

<ホメピゾールについて>

ホメピゾール点滴静注は、エチレングリコール・メタノール中毒用剤として日本国内で製造販売承認を受けています。インドネシアで未承認の本製品は、インドネシア保健省からの緊急要請を受け、SAS(Special-Access-Scheme)により医療上必要性の高い未承認薬として同国に寄贈されました。

<武田薬品について>

武田薬品工業株式会社(TSE4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

<医療情報>

本ニュースリリースには、製品に関する情報が含まれておりますが、それらの製品は、すべての国で発売されているものではなく、また国によって異なる商標、効能、用量等で販売されている場合もあります。ここに記載されている情報は、開発品を含むいかなる医療用医薬品を勧誘、宣伝又は広告するものではありません。

以上