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疾患啓発サイト「ゴーシェテラス」利用者に対する「小児科オンライン」での相談サービス提供開始について

2021年6月30日
- ゴーシェ病を疑って「ゴーシェテラス」を訪問した利用者が症状などに関して小児科医と相談することが可能に
- 「小児科オンライン」での希少疾患に関する相談サービスの提供および疾患啓発ウェブサイトとの提携は初の取り組み
当社は、このたび、疾患啓発サイト「ゴーシェテラス」の利用者に対して、株式会社Kids Public (東京都千代田区 代表:橋本直也)が運営する「小児科オンライン」を通じてゴーシェ病を疑う症状やゴーシェ病について小児科医に相談できるサービスの提供を開始しましたのでお知らせします。

「ゴーシェテラス」(https://www.gaucherterrace.jp/)は、ゴーシェ病患者さんとご家族およびゴーシェ病かもしれない症状が気になる方のための専門サイトです。「ゴーシェテラス」では、ゴーシェ病の症状・診断・治療、患者さん・ご家族のお話、専門医からのアドバイスなどを紹介しています。

「小児科オンライン」(https://syounika.jp)は、小児科医にスマホから相談できるサービスです。平日の18時~22時の間、10分間の予約制で相談できる「夜間相談」と、毎日24時間メッセージを送れる一問一答形式のサービス「いつでも相談」の2つの形式で相談に対応しています。希少疾患に関する相談サービスの提供や疾患啓発ウェブサイトとの提携は、「小児科オンライン」として初めての取り組みとなります。

このたび、当社が「小児科オンライン」と提携することで、「ゴーシェテラス」の利用者が「子どもの目の動きがおかしい気がする」、「お腹が他の子より大きい気がする」などのゴーシェ病を疑う症状やゴーシェ病について小児科医に相談できるようになりました。

Kids Public 代表で小児科医の橋本直也氏は、「オンライン医療相談の強みは、全国平等に小児科医へのアクセスを確保できること、そして、病院受診よりも心のハードルを下げて相談できる点です。もし、我が子がゴーシェ病かもしれない、とお悩みを抱えている保護者の方がいらっしゃいましたら、ぜひまずはゴーシェテラス内の小児科オンラインでご相談いただければと思います。小児科オンラインには小児専門施設での臨床経験を持つ小児科専門医も多く所属しています。保護者の方の不安解消、適正な受診タイミングの把握に貢献できるよう、全力でサポートいたします」と述べています。

当社のジャパン ファーマ ビジネス ユニット レアディジーズビジネスユニット ヘッドの濱村美砂子は、「ゴーシェ病はできるだけ早期に診断し治療を開始することが重要ですが、希少疾患であるために病気自体をご存じない方も多くいらっしゃいます。武田薬品では乳幼児期に現れる症状について、一般の方への情報提供による啓発を行っています。ゴーシェテラスを訪れ、症状に気づいたご両親が小児科オンラインを通じて相談されることにより、一人でも多くの患者さんが適切な受診につながり早期にゴーシェ病と診断され、治療を開始できることを願っています」と述べています。

当社は、さまざまな活動を通じて、ゴーシェ病の早期診断の環境づくりに貢献できるよう尽力してまいります。

<ゴーシェ病について>
ライソゾーム病(LSD)として知られる遺伝性の希少疾患の一種で、フランスの医師、Philippe Gaucher(ゴーシェ)によって1882年に発見されました。先天的な酵素(グルコセレブロシダーゼ)の活性低下あるいは欠損により、糖脂質(グルコセレブロシド)が組織に蓄積し、肝脾腫、貧血、血小板減少、骨症状、神経症状などが主な症状となるスフィンゴ糖脂質蓄積症の1つです。

<Kids Publicについて>
株式会社Kids Publicは、「子育てにおいて誰も孤立しない社会の実現」を理念として、インターネットを 通じて子どもの健康や子育てに寄り添う。遠隔健康医療相談サービス「産婦人科オンライ ン」(https://obstetrics.jp/)「小児科オンライン」(https://syounika.jp/)及び医療メ ディア「産婦人科オンラインジャーナル」(https://journal.obstetrics.jp/)「小児科オン ラインジャーナル」(https://journal.syounika.jp/)を提供。小児科オンライン、産婦人科オンラインは千葉県市原市、広島県府中市を含む約80の法人と契約し、サービスを提供しています。

<武田薬品について>
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、「すべての患者さんのために、ともに働く仲間のために、いのちを育む地球のために」という約束を胸に、革新的な医薬品を創出し続ける未来を目指します。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少遺伝子疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤とワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。

以上