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シャイアー・ジャパンの医療機器プログラム「マイPKフィット®」に新機能追加

2020年8月20日
-患者さんと医療従事者との間での治療データの共有がワンクリックで簡単に

武田薬品工業株式会社は、グループ会社のシャイアー・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区)が提供する医療機器プログラム「マイPKフィット®」(一般的名称 : ハイリスク薬物動態解析プログラム、以下「マイPKフィット」)について、2020年7月22日より新機能が追加されましたのでお知らせいたします。

従来、血液凝固第VIII因子製剤の薬物動態(PK)のパラメータを算出するために11回程度の採血が必要でしたが※1、マイPKフィットは、最低2回の採血で、患者さん一人ひとりのPKに基づいた適切な個別化治療を実現するために開発された、ウェブベースの医療機器プログラム(ソフトウェア)です※2※3。患者さんは専用のモバイルアプリを使用することによりマイPKフィットで作成されたPKプロファイルの情報を基に、患者さんが治療中の自身の現在および将来の推定第VIII因子活性値を視覚的にいつでも、どこでも確認することができます。

これまでは、患者さんと医療従事者がデータを共有するには、医療従事者がメールアドレスを患者さんに共有し、患者さんは専用アプリにて自身のメールアドレスを入力、その後メールでレポートを医療従事者に共有する必要がありました。今回の新機能追加により患者さんからのデータ共有がワンクリックで簡単に行えるようになりました。これにより、医療従事者は、患者さんがマイPKフィットアプリに入力している投与記録、出血情報、アドヒアランスなどをいつでも簡単に確認することが可能です。

日本では約5,000人の血友病A患者さんがいると報告されています※4。血友病においては、関節内出血による関節症※5や頭蓋内出血による重篤なダメージ※6につながることがあることから、1回の出血が患者さんに与える影響が大きいと言われています。近年の血友病治療においては、定期補充療法を実施し、「出血ゼロ」を目指す治療の達成が新たなテーマとなっています※7

新機能が追加されたマイPKフィットは、担当医と患者さんのより円滑なコミュニケーションよる、より細やかな診療を可能にし、患者さん個々のPKに基づいた個別化治療を通じて、最適な定期補充療法の実現をサポートします。

<マイPKフィット®概要>

販売名

マイPKフィット

一般的名称

ハイリスク薬物動態解析プログラム

概要

本品は、血友病A患者の患者情報及び採血データを基に、血液凝固第Ⅷ因子製剤注)についての患者個人の薬物動態プロファイルを作成し、投与レジメンのシミュレーションを行うプログラムであり、医師が適切な投与量と投与間隔を決定する際に参考として用いる。本品は、医学的判断は行わない。
本品は、サーバにインストールされているプログラムで、汎用ウェブブラウザを用いてインターネット接続にて利用する。

 

<マイPKフィット®モバイルアプリについて>
医師により行われたPKの測定結果および投与レジメンのシミュレーション結果をPDFファイルに印刷されるQRコードを読み込むことにより「マイPKフィット®アプリ」にシミュレーション結果が反映され、患者さんがいつでも、どこでも推定される現在および将来の第VIII因子活性値を簡単に確認できます。
【新機能の概要】
患者さんと担当医との間でのデータ共有が簡単に行えるようになり、個別化治療の実現をサポートします。
安心:必要に応じていつでも患者さんの治療状況の確認が可能
円滑:レポートに基づいた円滑なコミュニケーションを通じて、より細かな診療が可能
最適:患者さんごとのPKに合わせた最適なレジメン設定が可能

【新機能の手順】
操作は患者さんのアプリの設定画面から、「データ共有」について1クリックで有効にするだけです。
データ共有を有効にすると、医療従事者は、患者さんごとのレポートを作成することができます。このレポートは、医療従事者が治療に関して適切な判断を行うためのツールになります。
データ共有の有効化・無効化は、「設定」にて、いつでも選択内容を変更することができます。
<注意事項>
本リリースに記載されている医薬品、医療機器の情報は、武田薬品の経営情報の開示を目的とするものであり、それぞれが開発中のものを含むいかなる医薬品、医療機器の宣伝、広告を目的とするものではありません。

関連サイト
血友病患者さんのための治療・お役立ち情報サイト「ヘモフィリア・ステーション」
http://www.hemophilia-st.jp/


参考文献

  1. European Medicines Agency. Science Medicines Health. Guideline on the clinical investigation of recombinant and human plasma-derived factor VIII products. http://www.ema.europa.eu/docs/en_GB/document_library/Scientific_guideline/2011/08/WC500109692.pdf. Accessed on January 16, 2019
  2. マイPKフィットユーザーマニュアル;シャイアー・ジャパン株式会社 2020
  3. Björkman S. Limited blood sampling for pharmacokinetic dose tailoring of FVIII in the prophylactic treatment of haemophilia A. Haemophilia.2010; 16(4):597-605.
  4. 公益財団法人エイズ予防財団 厚生労働省委託事業 令和元年度血液凝固異常症全国調査
  5. Valentino LA. Blood-induced joint disease: the pathophysiology of hemophilic arthropathy. J Thromb Haemost. 2010;8:1895-902.
  6. Srivastava A, Brewer AK, Mauser-Bunschoten EP, et al. Guidelines for the management of hemophilia. Haemophilia. 2013;19(1):e1-47.
  7. Skinner MW. WFH: closing the global gap - achieving optimal care. Haemophilia. 2012; 18(Suppl 4):1-12.

以上