当社のジャパンメディカルオフィスは、包括的な患者さんケアへの取り組みである、“Patient First Program(ペイシェント・ファースト・プログラム)”を立ち上げたことをお知らせします。
近年、長寿化や医学の進歩によって、人々が病気を抱えながら長い人生を歩むことが、以前に比べ身近なものになっているといえます。また、人々の病気との向き合い方や、病気とともに生きていく上での価値観も多様化してきました。このため、患者さん一人ひとりが病気を持ちながら、自分らしく日々の生活を送れるよう、生活や診療の質を向上するための課題やニーズを把握・理解し、解決しようという動きが進んでいます。
ペイシェント・ファースト・プログラムは、当社のジャパンメディカルオフィスが立ち上げたもので、患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上、患者さんを取り巻く関係者(医師や薬剤師、看護師などの医療関係者、行政、患者さんの介護をされる方など)のサポート、医療資源の適正化を目的としています。同プログラムにおいては、患者さんにご参加いただくアドバイザリーボードにおける患者さんへのヒアリングや、病気とともに日常生活を送ることがどのようなことかを疑似体験できるプログラムの社外への展開などを行います。患者さんが診断にいたるまでの期間、診断とそれに続く治療、そしてその後の生活など患者さんがたどるさまざまな道のり(ペイシェントジャーニー)の一連のステークホルダー間の連携・調整によって、患者さんに包括的なケアを提供し、ケアの成果を最大化するために取り組んでいきます。
ペイシェント・ファースト・プログラムを主導するジャパンメディカルオフィスヘッド ジュベル・フェルナンデスは、「当社では患者さん中心を最優先事項としており、全ての活動は患者さんのためになっているか、という考えに基づいています。ジャパンメディカルオフィスでは、本プログラムを通じて日本の患者さんがより良いクオリティ・オブ・ライフを手に入れられるよう活動を行っていきます。社外コラボレーションも積極的に推進し、当社が持つ知的資源と能力を最大限活用しながら、患者さんへの貢献を最大化します」と述べています。
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