左から実近 力丸(1区)、元永 好多朗(2区)、橋本 雅史(3区)、仲山 大輝(4区)、五島 昂紀(5区)、浅野 有紀(6区)、勝田 哲史(7区)、廣瀬 岳、小林 親平、木邑 駿、松藤 仁(監督)
ニューイヤー駅伝の結果は、37チーム中37位。3区以降が繰り上げスタートとなりましたが、7区間100㎞を力強く完走することができました。ニューイヤー駅伝に出走した各区選手の奮闘と監督の今後の期待をご紹介します。
トラックでは良い練習ができていたものの、ニューイヤー駅伝のロードに苦戦。選手としての状態は良く、ロードレースのシーズンを経て春のトラックシーズンでの活躍が期待される。
難しいレース展開となったものの、キャプテンとして現状の力を発揮。日本のトップ選手との差を縮めるべく、来期に向けたさらなる実力アップが期待される。
チーム最年長として3度目のニューイヤー駅伝出走を果たし、3区エース区間を安定した走りで完走。橋本だけに頼らないチームをつくる、というのが来期に向けたチームの決意。
現状の力は発揮したものの、ポテンシャルはなお高い。業務多忙による練習への影響もあったため、今後得意のトラックレースで自己ベスト更新が期待される。
大きな高低差と向かい風の影響もある5区に苦戦。選手としてのポテンシャルは高く、今後チームのエースとなることが期待される。
12月から足の膝痛による影響があった中での出走。本来は駅伝・ロードレースでの力を発揮する能力が高く、来期は万全の状態で臨むことが期待される。
怪我をしない強い身体と安定感のある走りで中国実業団駅伝(予選)とニューイヤー駅伝の両方に出走。本大会をもって陸上部選手としての活動を終了。
社内では、陸上部を応援するために、国内で勤務する従業員を対象としたクラウンドファンディングが実施され、目標を上回る寄付が集まりました。陸上部に寄せられたコメントには、「ニューイヤー駅伝への出場を通じ、従業員とその家族に大きな自信を与えてくれてありがとう!」「ニューイヤー駅伝への出場、本当に誇らしいことだと思います。フルタイム業務との両立はとても大変だと思います。どんな結果でもこの経験は一生の宝です」「注目が集まるときもそうでないときも頑張り続ける皆さんに勇気をもらっています」「感動をありがとう」といったエールが多く含まれました(一部校正)。
光工場陸上部の特徴は、全員がフルタイムで医薬品やワクチンの製造に携わりながら、駅伝・マラソン選手として活躍していることです。当社は、陸上部での活動を前提とした採用は行っておらず、選手は皆、他の従業員と同様に会社による選考を通過して入社しています。選手の練習は、仕事の前の朝練や、仕事の後の夜間練習が主となります。中には、夜間勤務を含む3交代制を採用する職場で働く選手もおり、夜間練習の後に夜勤に行く選手もいます。この多くが個人での自主練習となっており、全員が揃っての練習は月に1回程度です。
この環境について、大会前に行われたメディア取材で、陸上部員の廣瀬 岳は次のようにコメントしています。「私は、入社の時から業務も競技も頑張れる環境で勝負したいと考えていました。充実した今の環境をとてもいいと思っています」
今後の出走予定:
2月9日(日)第53回全日本実業団ハーフマラソン大会 山口市
ハーフマラソン:橋本、元永、五島
10km:廣瀬、浅野、木邑、小林、実近、仲山、松藤
2月24日(月・祝)大阪マラソン2025 大阪市
フルマラソン:仲山、元永
※実業団の日本一を決める大会であるニューイヤー駅伝への出場権を獲得するためには、各ブロックで行われる予選会で定められた上位を獲得する必要があります。光工場陸上部は、2024年11月に行われた第63回中国実業団対抗駅伝競走大会で5位を収め、3年ぶり4度目のニューイヤー駅伝出場を果たしました。